7月16日に公開されたスタジオジブリ最新作『コクリコ坂から』
が、9月14日までの累計動員
330万人、興行収入41億5,000万円を突破し、本年度邦画興
行収入ナンバーワンに
踊り出たことがわかった。『コクリコ坂から』では、企画・脚本を
務めた宮崎駿の発案により、
「10月以降も全国300館でロングラン上映してくださる劇場に応
えたい」と第2弾ポスターを
制作することも決定。ポスターは、船をバックに父親と強く抱擁を
交わした海が、「海、
大きくなったなあ」と声を掛けられている感動的な仕上がりで、今
後の興行にも良い影響を
与えそうだ。
『コクリコ坂から』は、宮崎吾朗監督が映画『ゲド戦記』以来、約5
年ぶり2回目のメガホンを
取った作品。東京オリンピックを目前に控えた1967年の横浜を舞
台に、高校生の少女・海の
淡い初恋、高校で巻き起こる論争、戦争と戦後の混乱期に青春を
過ごした親の世代の物語などを
ノスタルジックな雰囲気たっぷりに描いている。今回、これまで邦画
興行収入ランキング
ナンバーワンだった『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビ
クティニと黒き英雄
ゼクロム』『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと
白き英雄 レシラム』の
累計興行収入の記録を塗り替え、ナンバーワンに躍り出た。